立川市 エリア・マーケティング
あなたの持つ不動産は唯一無二のものですが、動くことのできない”不”動産だからこそ属する場所のエリア性を良く考えていきながら活用していく必要があります。 ここでは建築想像株式会社が土地活用、賃貸経営を考える上で大事にしているエリア・マーケティングの一端をお見せすることが出来ればと思っています。 立川市はどのような街なのでしょうか。見ていきましょう。
定性的に見る立川市
立川市は東京都の多摩地域中央部に位置し、多摩地域最大級の商業・業務拠点として発展を続ける「多摩の心臓部」です。立川駅を中心とした大規模商業施設群、国営昭和記念公園という都内屈指の緑地空間、そして官公庁や企業のオフィスが集積する、多摩地域における圧倒的な中心性を持つ都市です。
住宅地としては都心アクセスと地域拠点機能を両立させた利便性の高さが特徴で、単身者からファミリー層まで幅広い居住需要があり、賃貸投資においても多摩地域随一の安定した需要と将来性が期待できる、西東京を代表する投資適地です。
<立川市の特徴>
東京都多摩地域の中央部に位置し、面積24.36km²、昼間人口は約23万人、夜間人口は約18万人という、多摩地域最大級のビジネス・商業都市です。米軍基地跡地の再開発により大きく発展し、現在も継続的な開発が進行しています。<各エリアの特徴>
- 立川駅周辺・立川北口 ルミネ立川、伊勢丹立川店、ららぽーと立川立飛など大型商業施設が集積する多摩地域最大の商業地。ビジネスパーソンや利便性重視の層に絶大な人気を誇ります。
- 曙町・錦町 立川駅至近の住宅・商業混在地で、飲食店や娯楽施設も多い。都心アクセスを重視する単身者や若い世代に人気の、活気ある住環境です。
- 柴崎町・富士見町 比較的落ち着いた住宅地で、立川駅も徒歩・自転車圏内。利便性と居住性のバランスを求めるファミリー層や中堅世代に支持されています。
- 砂川町・泉町 昭和記念公園に近い閑静な住宅地。自然環境を重視する子育て世代や、落ち着いた環境を求める層に人気があります。
- 高松町・西砂町 比較的手頃な価格帯の住宅地で、多摩都市モノレール沿線。コストパフォーマンスを重視する若い世代や初めての持ち家世帯に人気です。
交通アクセス
JR中央線の特快停車駅である立川駅を中心に、南武線、青梅線、多摩都市モノレールが接続し、多摩地域全域および都心部への優れたアクセス環境を提供しています。多摩の交通結節点として機能しています。- JR中央線・中央線特快 立川駅 新宿まで約25分、東京まで約40分 特快停車で都心アクセス良好
- JR青梅線 立川駅 青梅・奥多摩方面 拝島で八高線・五日市線接続
- JR南武線 立川駅 川崎・武蔵小杉方面 神奈川方面へのアクセス
- 多摩都市モノレール 立川北・立川南駅 多摩センター・上北台方面 多摩地域縦断路線
- バス路線網 多摩地域各方面への充実したバス網 市内循環バス「くるりんバス」 羽田空港リムジンバスあり
住環境・生活利便性
教育環境
- 国立音楽大学、東京女子体育大学
- 立川女子高等学校、立川高等学校(都立進学校)
- 東京都立立川国際中等教育学校
- 市立小学校20校、市立中学校9校
- 学習塾・予備校も充実
医療・福祉
- 国立病院機構災害医療センター
- 立川病院、立川中央病院
- 至誠会第二病院、国立精神・神経医療研究センター
- 立川市医師会・歯科医師会加盟医院
- 多摩地域の医療拠点機能
商業・文化施設
- ルミネ立川、伊勢丹立川店、高島屋立川店
- ららぽーと立川立飛、IKEA立川
- 立川ステージガーデン、たましんRISURUホール
- 立川まんがぱーく、立川市歴史民俗資料館
- アレアレア・グリーンスプリングス(複合施設)
自然環境
- 国営昭和記念公園(東京ドーム約40個分の広大な公園)
- 立川公園、富士見公園
- 根川緑道、多摩川河川敷
- 玉川上水緑道
投資環境の評価
投資メリット
- 多摩地域最大の商業・業務集積
- 交通結節点としての利便性
- 継続的な大規模開発による発展
- 多様な居住需要(単身・ファミリー)
- 昭和記念公園の希少な自然環境
- 比較的手頃な価格帯
- 多摩地域全体からの需要
投資上の注意点
- 都心までの距離やや遠い
- 23区と比較した資産価値差
- 競合物件供給も多い
- 繁華街特有の騒音・治安課題
- エリアによる格差存在
- 家賃上限は多摩地域水準
定量的に見る立川市
基本統計データ
18.5万人
人口(2023年)
24.36km²
面積
7,594人
人口密度/km²
9.2万世帯
世帯数
23万人
昼間人口
賃貸市場データ
平均家賃相場(2024年)
- 1R・1K:5-9万円
- 1DK・1LDK:6-12万円
- 2DK・2LDK:8-16万円
- 3LDK以上:10-22万円
主要入居者層
- 単身ビジネスパーソン:30%
- ファミリー層:25%
- 官公庁・企業勤務者:20%
- 学生・専門学校生:15%
- 多摩地域勤務者:10%
空室率・稼働率
- 平均空室率:4-7%(平均的)
- 立川駅周辺は稼働率高
- 単身向けの需要安定
- ファミリー向けも堅調
開発・建築規制
用途地域
- 第一種住居地域:35%
- 第二種住居地域:25%
- 商業地域:15%
- 近隣商業地域:15%
- 準工業地域:10%
建築規制の概要
- 建ぺい率:50-80%(地域により異なる)
- 容積率:100-600%(駅周辺高い)
- 高度制限:立川駅周辺緩和
- 大規模開発が継続中
- 基地跡地の再開発進行